草木染の基礎講座を受講した方を対象に応用講座として藍染めを実
今回は藍の乾燥葉とインド藍(粉末)を使い、
藍染めは染めている最中に色が変化していきます。
お裁縫の得意な女性たちが多く、絞りの入れ方も上手でした。
午前、午後で22人分の染液を作るのはなかなか大変で、
染料:インド藍
生地:綿のストール・バンダナ・持参のTシャツ
スタッフ
四反田顧問、藤田顧問、福田、上野、前田、田口、瀧浪、高須賀
第2期も3回目となり、第2期の基礎講座はこの回を持って終了となります。
神奈川マリオン・定年時代に募集記事が掲載され基礎講座の応募が想定外の35名となりましたがスタ
ッフも多く集まっていましたので抽選とせず全員参加として実施しました。
今回の染料は、スオウ(蘇芳)とヤシャブシです。
基礎講座ではスオウはアルミ媒染で蘇芳色、ヤシャブシは鉄媒染で灰色に染め、媒染による色の変化も
同時に体験して頂きます。
濃く染める方法や、黒く染める方法などを解説しながらそれぞれの好みの色に染めます。
出来上がった作品を見ながらこっちが良い、あっちが良いと比較するのも楽しみの一つです。
レベルアップ講座では伝統技法の三纈(さんけち)の内、夾纈(きょうけち=板で挟む)、纐纈(こう
けち=糸で絞る)にて模様を付けます。
夾纈(きょうけち=板で挟む)では基本的なたたみ方を説明し、たたみ方が一番難しい麻の葉模様に挑
戦して頂きました。
同じ形にたたんで行くのは難しく歪な形になった方もいましたが、染めてみると綺麗な麻の葉模様にな
っていました。
生地のたたみ方、板を置く場所、板で挟む強弱でも模様は変わるなどの説明を加え講座を終えました。
染料:スオウ・ヤシャブシ
生地:基礎講座 絹のストール・レーヨンのストール
レベルアプ 絹のストール・手ぬぐい・トートバッグ
媒染:アルミ・鉄
スタッフ
四反田顧問、藤田顧問、福田、上野、前田、田口、瀧浪、桂木、高須賀
昨年11月、今年1月、3月に行われた基礎講座を受講された方対象に、黒川青少年野外活動センターで藍染の講座を実施しました。藍染の絞りや板締めによる模様付けと、ハリエンジュ(ミョウバン→黄色)との重ね染で新たな色彩を楽しみます。染めるものは、バンダナ、ストール、持ち込みのTシャツです。
藍染の仕組みの講義から始まり、蓼藍乾燥葉の煮出し見学、染めるものへの柄つけ準備、染色とあわただしく作業が続きました。乾燥葉の煮出し時の匂いには結構驚かれた受講生も多く、ずっと鼻をつまんでお話を聞いている方もいらっしゃいました。やはり皆さんが感激されたのは、藍の染め液から布を出し空気にさらすと、みるみる青く(インディゴの色)なっていく様子でした。
ハリエンジュと藍の重ね染では、鮮やかな緑色に染まりました。素敵な藍色に染まったTシャツなどを、皆さま大事そうにお持ちかえりいただきました。
午前の講習は13名、午後は5名の参加でした。
スタッフ:四反田有弘、藤田冨二、高須賀幸英、上野眞智子、福原隆、前田満子、田口愛子、廣川妙子
、小勝眞佐枝(報告)
3月18日、川崎市の黒川青少年活動センターにて参加者17名・スタッフ8名で行いました。
リピーターのレベルアップ講座として行い、染料は茜とヤシャブシの選択です。
媒染はアルミと鉄。模様は板締め・絞り。
生地は綿トートバッグ・手ぬぐい・レーヨンストール。
トートバッグは参加者がそれぞれに工夫した個性的な絞りで、
茜は鮮やかな赤よりも橙色に近い色模様が浮き上がります。
ヤシャブシは鉄媒染との組み合わせで、明暗の対比を楽しみました。
手ぬぐいも△・〇・◇・□の板をそれぞれが使い、幾何学的な模様が鮮明に表現できました。
特に叢雲(むらくも)絞りは作業が簡単ながら、さざ波のような濃淡の妙を体験できました。
ストールは茜が濃い橙色に染まり、ヤシャブシの鉄媒染も濃い鼠色が輝くようでした。
最後にみなさんで評価。
笑顔で納得したり、次回への期待を話し合いました。
リピーター参加者が増え、今後も多くの参加者が予定されています。
楽しい体験とうれしいお土産を持って帰れるよう、スタッフも一層努力したいと考えています。
レベルアップ講座
染料:茜、ヤシャブシ
生地:綿のストール、トートバッグ、手ぬぐい
媒染:ミョウバン・鉄
参加者:17名
スタッフ:四反田・高須賀・上野・藤田・前田・滝浪・田口・湊(報告)
今回はシリーズ3回目で、午前中は基礎講座、午後はレベルアップ講座です。
茜とヤシャブシの染材料で染めます、どちらも4~50分煮出して充分に色を出します。
基礎講座はシルクとレーヨンのストールをどちらも単色で染め、
ミョウバンでアルミ媒染をしました。初めて草木染めを体験される方が多く
鮮やかな茜色のストールに、草木染めへの興味が一段と増した様子でした。
レベルアップ講座は板締めや絞りをして色の変化と模様を学びました。
トートバックはタコ糸で絞って模様をだしました。
手ぬぐいは正三角形に折りたたみ、,板で締めて雪花模様を染めだし、
また棒に巻いて群雲模様を作りました。
ストールは固く巻いてから染めると色の濃淡が出ました。
白い布をイメージしたように染められた方、思い通りに染まらずに
少し残念そうな方、それぞれに楽しい時間だったようです。
これをきっかけに、草木染めを通して植物に興味を持っていただけると
森林インストラクターとして自然にお手伝いができたかなと思います。
基礎講座
染料:茜、ヤシャブシ
生地:絹のストール、レーヨンのストール
媒染:ミョウバン
レベルアップ講座
染料:茜、ヤシャブシ
生地:綿のストール、トートバッグ、手ぬぐい
媒染:ミョウバン・鉄
参加者12名
スタッフ 四反田 高須賀 桂木 上野(報告)
2016年1月21日にFIT森の草木染教室が主催する「キッチンで出来る草木染講座(二色染にチャレンジ)」を黒川青少年野外活動センターで開催しました。
この講座は、自宅のキッチンで、キッチンにある道具で、自宅の近くで採取できる植物を使って草木染めを行えるようになって頂く事を目的とし基礎講座1回、レベルアップ講座2回、応用講座1回を1クールとし開催しています。
今回は、昨年11月に開催しました「初めての草木染体験」に続くレベルアップ講座及び初めて参加される方向けの基礎講座として募集を開始しました。
当初、午前1回の開催で募集したところ、応募多数により午前・午後と2回開催することとなりました。
基礎講座の参加者22名、レベルアップ講座の参加者8名を午前・午後に振り分け2講座を2回開催するため10分単位の段取り表を作り講師スタッフ・裏方スタッフ全員の力を合わせ、何とか参加者に満足いただける講座とすることが出来ました。
基礎講座
染料:玉ねぎ、マリーゴールド
生地:絹のストール・綿のストール
媒染:ミョウバン
応用講座
染料:玉ねぎ、ハリエンジュ
生地:絹のストール・綿のストール
媒染:ミョウバン・鉄
基礎講座では染料その物の色合いを楽しんでいただくため、単色でミョウバンでの媒染としました。
染料の色からは想像できない鮮やかな黄色に皆さん驚かれていました。
玉ねぎとマリーゴールドでは似たような色合いになりましたが十分に楽しんで頂けたようです。
レベルアップ講座では媒染による二色、染料による二色、ミョウバンに鉄を重ねて模様付けの中から2つの方法を選択して染めました。
出来上がりに歓喜したり、想像とは違う色合いになり首をひねったり、思い通りに行かないのも草木染の面白さです。
今後も多くの方にご参加頂けるよう創意工夫をして行きたいと思います。
参加者27名(レベルアップ講座6名、基礎講座21名)
スタッフ:四反田顧問、福原、湊、上野、前田、桂木、高須賀(報告)
12月13日(日) 川崎市黒川青少年野外活動センターで開催されたイベント『黒川おもちつき 2015』に、FIT森の草木染教室として参加し、クラフトを担当しました。
当日は、小雨のぱらつくあいにくの天気でしたが、広場ではもちつきのほか、豚汁や焼き芋、マシュマロサンド などの出店、室内では、しめ飾りつくりや七草の寄せ植え、クラフトなどが行われ、多くの親子や家族連れでにぎわいました。
森の草木染教室では6種類のクラフト(松ぼっくりのクリスマスツリー、落葉松のリース、フェルトの羊ストラップ、手織りのタペストリー、クリスマスオーナメント、newドリームキャッチャー)をそれぞれ午前3回、午後1回実施、合計142人が参加されました。
クリスマスに近い時期でもあり、松ぼっくりのミニツリーや落葉松のリース、クリスマスオーナメントなどの人気が高かったようです。
ドリームキャッチャーは小さい子にはすこし難しく、手助けがかなり必要でしたが、中には「おじいちゃんのクリスマスプレゼントにするの」と、お母さんの手を借りずに最後までがんばって仕上げた3年生の男の子もいて、こちらまでほのぼのしました。
また、段染めの糸を使ったことで、ひとつひとつ色合いの異なる作品ができるのも好評でした。
一度に大勢に対応するのはたいへんでしたが、各コーナーに配置されたボランティアの大学生やお母さん、ガールスカウトの子どもたちが大きな戦力となってくれたおかげで、無事終了することができました。
クラフトを作り上げた子どもたちの、達成感にあふれた、うれしそうな顔が印象に残るイベントでした。
「初めての草木染体験」を11月19日に川崎市黒川青少年野外活動センターで開催しました。
FIT森の草木染教室主催の初めての一般公募のイベントでスタッフ一同初心に帰っての参加者お出迎えです。FITの観察会のインストラクトとは少し違って参加者とイベントを進行していくスタッフとは別に染液を煮だしたり、お湯を沸かしたり、媒染液を作ったりと影のスタッフがイベントの成功を支えてくれる重要な存在でした。参加者の人数分だけお湯の量も増えて熱いし、実際に重い!、力仕事です。
参加者の期待に応えられる色が染まるかどうかが、これから先のイベントにリピーターとして参加いただけるカギとなります。これも影のスタッフの作ってくれた染液次第です。お湯の重いのとはまた違ったもっと重~い!任務です。
今回の染材は桜の内皮とビワの樹皮 どちらもバラ科の植物で染液を煮だしてから1~
媒染材は初めての講座なので扱いやすいアルミ媒染のみです。又、
初回のイベントとして時間配分、 染液へのつけ込み方の見直しなど次回への課題はありましたが、参加者の方には楽しんでいただけたようです。又家庭で実際にやってみたいと生地を買って帰られたり、お電話での質問が有ったりと目標にしていた指導ができたのではないかとホットしております。次回1月のNO2レベルアップ編への参加も半数の6名の方から確定の返事を頂けました。スタッフの次回に向けての準備も力が入ります。
参加者12名 スタッフ:四反田顧問、高須賀、福原、上野 桂木、前田 報告 前田
日時 7月24日13時30分~15時30分
生地 綿のトートバッグ
人数 子供15名(小1から小6)、大人10名
染料 枇杷の樹皮、ススキ
模様 絞り
それぞれ創意工夫をこらした絞りを好きな染料で染めます。
枇杷は赤身のかかった茶色、ススキは黄色に染まります。
染色→媒染→洗いと進み絞りを解くと歓喜!
イメージ通りの模様なのか、イメージとは違った模様なのか。。。
世界にひとつしかないトートバッグの出来上がり!
大切に使ってください。